スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2026年9月13日 (日)

Jリーグ 岡山がアディショナルタイム11分に立田のゴールでアウェーで浦和を下して3連勝 3連勝中だった浦和はコンディションを理由に前節から先発6人を交代 審判団の機材不良、脳しんとう交代と追加タイム11分に

13日=埼玉スタジアム J1リーグ第7節が行われ、2連勝中のファジアーノ岡山が3連勝中の浦和レッズにアウェーで挑みアディショナルタイム11分、DF立田悠悟の左サイドからの難しい角度のゴールが決まり2-1と劇的な勝利をもぎとった。
 後半、審判団が機材の故障に見舞われ、加えて負傷者の交代でアディショナルタイムは10分を超える苦しい展開で岡山は3連勝を果たした。
 3連勝と勢いに乗っていた浦和は、コンディション調整の点から前節鹿島戦(1-0で勝利)から先発を6人変更する大幅なメンバー入れ替えでGK福井光輝、MF水沼宏太が今季初先発。さらに前半15分には、DFダニーロ・ボザが足を痛めて負傷交代でカードを切ることに。3分後の18分には、岡山が左CKをショートコーナーから繋ぎ、DFに弾かれたボ―ル右サイドで本山遥が拾いエリア右からゴールに向かう。フェイントで浦和のMF植木颯を大きくかわしてスペースを獲得しゴール前へパスを送ると、DF大森博がフリックで先制点を奪った。

 一方浦和は27分、中盤で前を向いた瀬古がMF南野遥海へ縦パス、南野はこれを左足でゴールに蹴り込み同点とする。
 試合は1-1のまま後半へ。後半35分過ぎには審判団のインカムにトラブルが起き試合は5分間中断する。またアディショナルタイム4分には、岡山の宮本が頭部にシュートを受けて倒れ、脳しんとうを疑われる症状だったために再びここで試合が一時中断となるなど両チームにとって体力と集中力の維持が難しい試合展開となった。

 そうしたなか、11分、岡山の左サイドで浦和DFを突破したレオ・ガウショとワンツーで前線まで攻め上がった立田が、クロスを送ったかに見えたがこれが浦和のGK福井の横を抜けてゴールへ。ボールを一度はかきだしたもののゴールラインは超えており決勝点となった。

 岡山・木山監督 この場所(アウェーの埼スタ)で勝つのは簡単ではない。とても難しいけれど、ここを乗り越えていくことが大事。我々にとって大きな自信につながる勝利になったと思う。今日できたことと、自分たちにまだまだ足りないと思うところを確認して次のホームに臨んでいきたい。今日、岡山から来てくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝したいと思います。


 浦和・曺監督 9月になりましたけど、今日はWBGTの値が低くて飲水タイムが取れない中での(気温28度、湿度71%)試合でした。その中で、岡山の球際や球際の強さというものを、最後まで自分たちはこじあけられなかったなと。最後は、自分たちのプレーのジャッジ(判断)について全体で統一できず失点してしまった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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