電動車いすサッカー第5回W杯アルゼンチン大会に出場する日本代表発表「(代表と同じくユニホームに付く)八咫烏(やたがらす)を誇りに一戦一戦全力で戦いたい」三上勇輝主将
10日=東京港区 JPFA(日本電動車椅子サッカー協会)が都内で会見を行い、10月17日からアルゼンチンのブエノスアイレスで開催される「FIPFAパワーチェアフットボールW杯2026」(10カ国出場)に臨む日本代表メンバー8人を発表した。JPFAは、日本障がい者サッカー連盟8団体のうちの1つで日本はW杯に5大会連続出場。07年の第1回東京大会ではこれまで4大会で最高位の4位に入り、11年パリ(5位)、17年フロリダ(5位)、前回のシドニー大会は7位と、今回は4位を上回る成績を目指す。名越直監督は「メンバーはシンプルに最強のベストメンバーを選んだ」と8選手の実力に信頼を寄せる。
前回大会に続き出場する三上勇輝主将(FCクラッシャーズ)は「このユニホームの八咫烏(やたがらす)を誇りに一戦一戦全力で戦いたい」と、日本サッカー協会とマーケティングでも連動して日本代表と同じユニホームを着用できるようになった思いを口に。日本障がい者サッカー連盟の会長に就任して10年をかけてこうした「全カテゴリ―同じ代表ユニホーム」の実現に奔走した北沢豪氏(58)は会見で「今年W杯(北中米大会)が終わったあとで国民は(代表のサッカーに対して)意識高く見ているのではないかと思う。世界との対戦でこの競技の激しさ、選手たちのプレーとも非常に期待できる大会になるのでは」とエールを送った。
W杯は10カ国での総当たり戦全9試合を消化するハードな日程で上位4チームが準決勝に進出。三上主将は日本の持ち味を「緻密なセットプレーやユーティリティー」と強調する。
同競技は男女混合(GK含み4人)で行われ、重度の障害を持つ選手が指先のコントローラーを使って車いすを操り、車椅子に取り付けられる「フットガード」と呼ばれる取付け部分で直径32・5センチのボールを争いゴールに繋ぐ激しいもの。三上主将は「緻密なセットプレーやユーティリティー性を上げてきた」と日本の持ち味を強調した。
同競技は重い障害のある選手たちが、専用の電動車椅子を操作して行う男女混合4人制(GK含む)のサッカー。足元に取り付けたフットガードで直径約32・5センチのボールを「蹴る」ため時速10㌔になるスピードやスピンの迫力が魅力(前後半20分でプレー)。
今大会は日本からの渡航ではもっとも長い国のひとつ、アルゼンチンで行われるため30時間以上のハードな移動が想定される。重度の障害のために呼吸器を使用する山田貴大(レッドイーグルス兵庫)と永岡真理(横浜クラッカーズ)の2人もメンバー入りしているためドクター、看護師、理学療法士、またトレーナー、などかつてない厚い体制で選手たちをサポートする。


