スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2026年8月23日 (日)

Jリーグ 町田が24年の昇格後初の開幕3連勝で首位保持 敗れた浦和は02年以来の開幕3連敗と対照的な結果に

23日=MUFG国立(観衆4万7781人) J1リーグは第3節が行われFC町田ゼルビアと浦和レッズが国立競技場で対戦し、町田が立ち上がりの得点で勢いを掴み3-1と24年にJ1に昇格してからでは初の開幕3連勝を果たした。3試合で12得点と、唯一2桁得点をあげる圧倒的な攻撃力を示して首位を守った。
 対象的に、今季、曺貴裁新監督を京都から迎えた浦和は町田を上回る15本(町田10本)を放ったがゴールを決めきれず2002シーズン以来の開幕3連敗を喫し3試合で11失点と守備の課題が浮き彫りとなった。
 試合直前に町田のFW藤尾翔太が移籍を前提とした準備のための離脱が発表されるなか、町田は前半8分、ロングスローから浦和のパスミスを奪ったMFミッチェル・デュークからMF中村帆高とつないで最後は中村が右足でゴール左に決めて先制点を奪った。
 前半アディショナルタイム1分に浦和に同点ゴールを決められ1―1で前半を折り返す。町田はM・デュークに代えて西村拓真を投入。後半もまたも立ち上がりの9分に、交代で入った西村が2試合連続となるゴールを決めて試合を先行した。
 後半16分には右CKを相馬勇紀が蹴ったボールからこぼれたところをMFネタ・ラヴィが右足で一度地面に叩きつけてバウンド。ゴール上を狙う巧みなバウンドショットで3点目をうばって浦和を突き放した。
 試合後、黒田剛監督は今週の天皇杯2回戦からJ1クラブが登場するため「ディフェンディングチャンピオンとして・・」と会見で聞かれ「優勝は過去のこと。(リーグで首位に立っているが)首位は守るものではなくて奪っていくもの」と話していた。

〇・・・森保一監督が22日の鹿島対福岡戦に続いて視察。この日58歳の誕生日を迎え「還暦もだいぶ近づいてきましたけれど・・・」と笑い「選手たちに刺激をもらっている。私も選手に刺激を与えられるようにさらに頑張っていく」と、半年の契約延長で選手と狙うアジア杯優勝(27年1月)に改めて意欲を見せた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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