スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2026年8月 8日 (土)

Jリーグ新シーズン開幕 16歳の三井寺の活躍で横浜FMが先制するも追加タイムで鹿島に逆転負け

7日=MUFG国立(J最多の6万3960人ー=これまでの最多は19年の優勝決定戦となったJ1最終節・横浜FM対FC東京の63,854人を上回って歴代最多観客数) 天候晴れ、気温29・4度、湿度72% 

1993年のスタート以来初めてシーズンを欧州と同じ「秋・春制」に移行した「26/27明治安田J1」開幕戦が行われ、歴史的一戦をホームゲームで迎えた横浜FMは16歳の活躍で2点をリードしながら連覇を狙う鹿島に痛恨の逆転負けを喫した。
 序盤の前半7分、鹿島から加入したMF・知念慶が中盤でボールを奪取。これを右サイドのMF・近藤友喜がドリブルで深く切り込み、最後はこの日がプロデビュー戦となった16歳の三井寺眞(みいでら・しん)がゴール前まで詰めて左足で先制点を奪った。
 J1で、16歳4カ月5日でのゴールはFC東京時代のMF久保建英が決めた17歳2カ月22日の記録を抜き歴代2位の最年少得点記録に。16歳が秋・春シーズンのゴール第1号を決め、日本サッカー界の新たな歴史を象徴する勢いを示した。
 三井寺はその後も前半18分の2点目(谷村海那ゴール)、後半13分の3点目にも(谷村2点目)絡む大活躍を見せたが、マリノスは
アディショナルタイムに入って驚異的な粘りを見せる鹿島の猛攻に押されPKで同点とされると、試合終了間際に勝ち越し点を奪われ(ともにチャヴリッチ)3対4と逆転負けを喫した。

 三井寺は4月にクラブ史上最年少の16歳0日でプロ契約を結んだばかり。出身は青森でかつて日本のユース年代で中田英寿氏らとともに活躍した財前宣之氏が主宰するFCフォーリクラッセ仙台(現・FCフォーリクラッセ東北)で高い技術を磨いてU-16日本代表に選出された。
 後半15分に右太もも裏を痛めて担架で運ばれ交代したが、1993年、J「開幕」の最多観客5万9626人を上回るサポーターから大きな拍手を送られた。
 大阪で行われたG大阪と浦和の一戦もガンバが4対3と勝利。8日は、味の素スタジアムでFC東京対町田の一戦が行われ、W杯北中米大会で5大会連続出場の偉業を果たした長友佑都が去就をファンとメディアに向かって明らかにする。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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