スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2026年5月30日 (土)

サッカー日本代表森保監督 アイスランドとの壮行試合を前に会見 8年ぶりの国内壮行試合に「この試合でW杯を認知してくださる方がさらに増え日本一丸に」ケガから復帰した遠藤航主将、今試合に招集された吉田麻也とも先発を明言

30日=MUFG国立 W杯北中米大会(6月11日開幕)に向けて31日に壮行試合となる「キリンチャンレンジカップ2026」アイスランド(FIFAランク75位)戦(キックオフ19:25予定)に臨む日本代表(FIFAランク18位)森保一監督(57)が前日会見に出席した。監督は「先ずは感謝を申し上げたい。素晴らしい相手と壮行試合を組んでいただいてW杯に向けて最高の準備となる試合ができる。W杯を認知してくださる方がさらに増え日本一丸でやっていきたい。試合を通してチーム全体のコンディションをあげていく」とした。W杯へ最初の合宿は千葉市内で13人でスタート。シーズン終了のバラつきやコンディションの違いがあるなか、リラックスと強度を両立させ選手にストレスをかけないという困難なトレーニングをコーチ陣が計画し大きな成果があったと監督は自信と充実感を示した。
 前回カタール大会ではコロナ禍の余波もあり国内の壮行試合は行われず、UAEでのカナダ戦(1-2で敗戦)がW杯前最後の試合となった。このため、グループリーグ初戦のドイツ戦へのサポーターやファン一体となっての盛り上がりや認知度を選手が直接感じられないままドイツを破る結果に。18年ロシア大会にコーチとして参加している森保監督は当時、日産スタジアムで行われたガーナとの壮行試合(0-2で敗戦)以来8年ぶりとなる国内壮行試合をファンとの「一体感」を得る貴重なプロセスとして捉えている。選手にも大きなプラスになるはずで、「勝てる確率を1パーセントでもあげる」と常に口にする強い思いがにじむ。
 手術、ケガから今合宿に合流した遠藤航キャプテン(33)、また吉田麻也(37)はアイスランド戦に限定の招集とはなったが「本当は自分が出たいんだとギラギラしたものを(合宿に)持ってきてくれた。前半10分くらいプレーをしてもらい送り出したい」と、2人の先発起用を明言した。
 試合は両チームの合意のもと11人の交代枠を使える。監督は「11人全員を使えるかは分からないが、より多くの選手をピッチに送り出し、戦術を共有し(多くのシステムに)可変しながら戦っていく」と、Aマッチとなる壮行試合の内容にも触れハードルを高くした。

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

カテゴリー

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」