スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2026年1月 9日 (金)

59歳で迎えるプロ41年のルーキー、カズが福島ユナイテッドの加入会見に出席「とても興奮している。年を重ねサッカーへの情熱は増しているし自分を高めたい」10日に練習に合流 

9日=都内 プロ41年目にJ3福島ユナイテッドへの加入が決まった三浦知良(58、横浜FCからの期限付きレンタル)会見を都内で行った。カズは、「とても興奮している。ここでチャレンジできるのを幸せに思います、何でも質問してください待ってます」と、冒頭から会場を和ませた。J加入を決断した経緯について、小山淳CEOから昨秋、「福島でプレーしてください」とシンプルで熱いショートメッセージが入っていたと明かし、「意味が分からなかった。これは本当にオファーなのか、それともゲストプレーヤーみたいなものか疑っていた」と笑った。
 プロ40年目の昨季はJFL鈴鹿に在籍し8試合に出場無得点だった。鈴鹿が地域リーグに降格するなか、自分の責任をどう果たすかのか、と、5年ぶりとなるJリーグ復帰の間で葛藤はあったという。
 「JFLや地域リーグの選択肢はあった。オファーにどこまで応えられるか葛藤があったが、どこに行ってもチャレンジで、大変な仕事だと思う。福島の戦力として勝利に貢献したい。年を重ねるたびに(サッカーへの)情熱は増している」と、より厳しい舞台を選んだプロフェッショナルの誇りをにじませた。ブラジルからJリーグの開幕前、当時ヴェルディ川崎に移籍して以来、海外を含め多くのクラブでプレーしてきたカズにとってJ3福島でのキャリアは特別なものとなる。
 今年は100年構想リーグでシーズン移行の変則的な1年となる。「自分も高めていける。本当に楽しみ」と、59歳のルーキーは開幕が待ち切れない様子だった。

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

カテゴリー

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」