日本プロスポーツ大賞はドジャースの山本由伸「あの大会でプレーできたら・・・」殊勲賞の小田凱人「来年は無敗で終わりたい」
17日=都内ホテル 第55回内閣総理大臣杯「日本プロスポーツ大賞」の表彰式が行われ、2025年度プロスポーツ大賞にはMLBワールドシリーズで歴代最多タイの3勝をあげ日本人投手として初のMVPを獲得した山本由伸(27)が選ばれた。23年にはWBCで優勝した代表が受賞しているが、野球で個人が受賞するのは18年に新人王に選出されたエンゼルス・大谷翔平(現ドジャース)以来、7年ぶりとなった。
山本は「選考に関わってくださった皆様本当にありがとうございました。今年は東京で(MLB)開幕を迎え、二度目のWSに出場し、自分の成長を感じられるシーズンを過ごすことができた」と、壇上であいさつ。シリーズ第2戦では105球で先発完投し、第6戦でも先発し6回96球を投げて勝利投手に。優勝が決まる7戦目は9回から11回まで2回を投げて優勝投手に輝いた。
「今、決まったことがない」と前置きしたうえで、「今シーズンたくさん投げたので、いつも通りの調子がうまく上がっていけば(WBCで)プレーできる」と、11月はゆっくり休養してすでに練習を始めたと明かし来季へコンディションにもある程度の手応えを感じていた。「前回大会もすごくいい大会になり、自分も選手としての喜びを感じたのでまたあの大会でプレーできればいいなと思う」と、大会へ前向きな姿勢を示した。
最高新人賞には、14場所と驚異のスピード出世で大関に昇進した大相撲の安青錦新大(21=ウクライナ出身、安治川部屋)が選出され「力士として初めて選んでもらえてうれしい。横綱を目指してがんばりたい」と巡業先からビデオメッセージを寄せた。
また殊勲賞は19歳と史上最年少でパラリンピックとテニスの4大大会を制する「生涯グランドスラム」を達成した車いすテニスの小田凱人(おだ・ときと)が2年連続で受賞。小田は「来年は無敗で1年を終えられるように頑張りたい」と、初の年間グランドスラム達成に照準を定めていた。殊勲賞には同じく車いすテニスで四大大会のうち3大会で優勝した上地結衣、ボクシングスーパーバンタム級の4団体統一王座で5回目の防衛に成功した今月末には6度目防衛戦に井上尚弥も選ばれた(井上と上地は欠席)。
敢闘賞には、ソフトバンクホークスのリバン・モイネロ、モータースポーツの角田裕毅、女子プロゴルフの岩井明愛と岩井千怜の姉妹、モーターサイクルスポーツの下田丈、パリ五輪の出場権を逃がしながら今年の世界選手権で初の金メダルを獲得した新体操日本代表「フェアリージャパン」が選ばれた。フェアリージャパンは「山本(由伸)さんと写真を撮って頂いて握手ができたのでとても嬉しかった」と、日頃会う機会のないメジャーリーガーに興奮した様子だった。


