スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年9月21日 (日)

男子400㍍リレーはアメリカが今季最高37秒29、2位カナダは今季ベストの37秒55、3位オランダは国内新37秒81 日本は38秒35で6位 19年ドーハ大会からメダル遠ざかる

 雨中の男子400㍍リレーはアメリカが37秒29で制し、カナダが37秒55で銀、オランダが37秒81で銅メダルだった。日本は38秒35で6位。メダルを狙ったものの銅メダルのオランダとの間にガーナ(37秒93)、ドイツ(38秒29)にも先行され最後にメダルを獲得したドーハ世界陸上(19年)からメダルに届かない現実を突きつけられた。
 日本の男子400㍍リレーは世界陸上では17年のロンドンで初めて銅メダルを獲得。続く19年のドーハで2大会連続の銅メダルを獲得しこの大会でマークした日本記録37秒43もいまだに敗れていない。22年のオレゴンは失格、23年のブタペストは5位と地元開催となる今大会は3大会ぶりのメダル獲得の大きなチャンスだった。
 21年の東京五輪ではバトンミスで途中棄権しており、国立競技場でのリベンジを狙ったがそれもかなわなかった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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