スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年9月 2日 (火)

95東京世界陸上日本代表総勢80名発表 100㍍で16歳の清水がリレーメンバーに選出 400㍍リレーには短距離11人が出場可能の異例の総力戦体制でメダルを狙う 日本選手権男子400㍍で優勝から失格とされた佐藤も代表入り

2日=日本陸連(都内) 13日に始まる34年ぶりの東京世界陸上(国立競技場)の代表選手全員が発表された。10秒00の高校新をマークした清水空跳(星稜高校)は16歳、女子800㍍の久保凛(東大阪大敬愛高校)とも高校生代表に、男子100㍍のサニブラウン(東レ)、男子200㍍の飯塚翔太(ミズノ)は6大会の出場を果たした。また、選考を兼ねた日本選手権男子400㍍で優勝しながら、第3コーナー付近でラインを踏み越えたとして失格となった佐藤風雅(ミズノ)もポイントが大きく加点され代表に選出された。
 当初は70名とのラインをひとつ掲げたが、すでに決定していたメンバーに加え、7月の日本選手権で決定しなかった選手たちがその後のレースで参加標準記録を突破、またはランキングで食い込んで最終的に80名まで到達した。山崎強化委員長は「戦えるメンバーがたくさん標準記録を切ってきてくれた。ここまでの準備は最良の形」と手応えを示した。
 柳田大輝(東洋大)、と高校生で1000の高校新記録をマークした清水が入った。柳田は日本選手権ではフライング失格だったが、ランキングで37位とサニブラウンに続く順位には付けており、清水は「高校生の未知数にかけたい」と同委員長は選考理由を説明。リレーメンバーのエントリーはレース直前の数時間前まで行えるため、400㍍リレーで選出された柳田、清水、大上直起(青森県庁)、井上直起(早大)、小池祐貴(住友電工)5人に加え、100㍍代表の桐生祥秀(日本生命)、守祐陽(大東文化大)、サニブラウン、200㍍代表の鵜沢飛羽(JAL)、飯塚、水久保漱至(宮崎県スポ協)まで含めると実に11人もの400㍍リレーに出場可能なラージグループが結成されている。日本の短距離総力戦で最終日のメダル獲得を狙う。今後、各選手は都内ほかで調整し「地の利を生かしたい」と同委員長は話した。

代表80名一覧(日本陸連公式HP)https://www.jaaf.or.jp/news/article/22485/


 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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