東京世界陸上 男子35㌔競歩でカナダのダンフィーが大会金メダル第1号に 勝木が日本最初のメダル獲得で競歩は6大会連続10個目のメダルで実力示す
13日=国立競技場 東京では34年ぶりとなる(07年に大阪で開催)世界陸上が午前7時半、男女競歩35㌔がオープニング種目となり、カナダの34歳のダンフィーがトップを守っていた川野将虎(旭化成)を31キロ付近で川野を捉えてそのままゴール。2時間28分22秒(速報)で大会金メダリスト第一号となった。ダンフィーは今季世界記録をマークし、事前合宿を岐阜で行って万全の状態に自信を見せていた。序盤からトップでレースを作った勝木隼人(自衛隊体育学校)も粘って2時間29分16秒で銅メダルを獲得した。勝木は34歳で世界陸上初、悲願のメダルを手にした。銀メダルはブラジルのボンフィだった。競歩は34年前の東京世界陸上で、当時50㌔競歩で今村文男氏が初の入賞(7位)。以来、創意工夫で競技力を世界的レベルに高めこの34年で「競歩大国」と言われるまでになった。歴史と関係者の努力を象徴する6大会連続10個目のメダルとなった。


