世界陸上8日目ナイトセッション 女子5000㍍で田中希実が12位 「レース前、メダルを取ったらどうしよう、と(積極的に)思えた」 12位にも手応え
女子5000㍍決勝が行われ、世界陸上で4大会連続決勝進出を果たした田中希実(ニューバランス)は、15分7秒34で12位だった。予選は先頭で引っ張りレースをリードするなかで着順をキープ。この日は反対に後方から先頭集団を追いかける位置を取り、残り1周(残り400メートル)でトップと0秒73差の7位でラスト1周へ。最後は12位に後退した。21年東京五輪1500㍍8位、23年ブダペスト世界陸上5000㍍8位に続いて世界大会3回目の入賞は果たせなかった。レース後の取材で「後ろのほうから選手を拾っていく一番好きなレースをしようと思った。(今季は走る前から)ダメだった場合の言い訳を考えていたが、きょうはレース前、メダルを取ったらどうしようと思えた。限界を決めずに走れたことが清々しい」と、出せる力を振り絞った様子だった。
大会は21日最終日を迎える。日本はここまで競歩の銅メダル2、入賞8。最終日は、男子100㍍×4リレーが行われ、小池祐貴、柳田大樹、桐生祥秀、鵜沢飛羽のメンバーで決勝に挑む。


