スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年8月 6日 (水)

広島原爆死没者慰霊式に、サッカー日本代表森保監督が初めて出席 「改めて、自分にできることを考える時間でした」9日は長崎へ

6日=広島 戦後80年の原爆死没者慰霊式・平和祈念式が平和記念公園で行われ、サッカー日本代表の森保一監督(56)が参列した。監督は、長崎で高校まで過ごし、チャンスを掴んだ広島でプロ選手、監督としてのキャリアを築くなど両市には特別な思いを持つ。毎年、原爆が投下された時間にはどこにいても黙とうを捧げており、日本代表監督として迎える最後の夏に、6月23日には「沖縄慰霊の日」、8月6日の広島、同9日には長崎の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席を希望。各方面での調整から初めて出席した。
 監督は祈念式典後に「初めて出席でき、生きたくても生きられなかった方々への哀悼の気持ちを深く抱きました。今も被害に苦しんでおられる方々、ご家族の皆さんもいらっしゃる。改めて、自分に何ができるか、それは決して大きなことではないと思いますが、それについてもっと考えようと思う、とても貴重な時間を頂けました」と話した。
 監督は、6日夜、ピースウイングスタジアム広島で清水との天皇杯を視察。9日には長崎の祈念式典に出席する。
 この日の式典には、JOC(日本オリンピック委員会)の橋本聖子会長ら理事5人も出席。橋本会長体制になって、「平和とスポーツの重要さを常に考えた活動をしていきた」との会長の意向で、5日には太田雄貴専務理事らが資料館を見学するなどした。橋本会長はあくまでもスポーツ団体の会長として出席するとし、式典では政治家ブロックには座らず各国大使の間に着席した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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