スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年6月25日 (水)

日本陸連新会長に女子マラソンのパイオニア、有森裕子氏が就任 「(就任の感想を聞かれ重責に)マラソン5本走ったほうが楽ですね」 

25日=JAPAN SPORTS OLYMPIC SQUARE(都内) 日本陸連が理事会を行い、尾縣貢前・会長の退任に伴い理事の互選により有森裕子氏(58)が新会長に就任した。有森会長は、現在、世界陸連、アジア陸連の理事を務めており、アスリートとしてのキャリアと同時に国際舞台での実績を積んでの就任となった。
「マラソン5本走ったほうが楽ですね」と、重責をユーモアを交えて表現して会見をスタートした。今回、会長に立候補した背景について、「スポーツを通して人や社会が何をできるか、人類にスポーツがある意味、人の生きる力、社会、平和、色々な力に対してスポーツが大事な要素になる」と強い思いを込めた。過去、07年から2年、17年から21年理事を務めた後に、一度陸連を離れた間に様々な活動を通して、スポーツ、陸上の価値の重さ改めて知ったという。
今年9月には世界陸上が91年以来34年ぶりに東京で開催される。有森会長は91年大会の女子マラソンで4位となり(山下佐知子氏が銀メダル)、自身翌92年のバルセロナ五輪の代表に内定し銀メダルを獲得。国際デビューを果たした思い入れのある大会を「当時は準備してくださる方たちより自分のことばかり考え、文句を言った。でも今回はお迎えする立場になる」と就任直後に迎えるビッグイベントに意欲を見せた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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