スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年3月13日 (木)

サッカー日本代表20日のバーレーン戦でW杯8大会連続出場、史上最速突破に挑むメンバー25人発表「ここで出場権を掴み取り世界一の目標に向かう」森保監督 コンディションを見て2人追加招集も

13日=千葉県内 8大会連続でのサッカーW杯出場を目指し26年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日)とサウジアラビア戦(25日、ともに埼スタ)のホーム2連戦に臨む日本代表25人が発表された。バーレーン戦に勝てば、日本代表史上最速となる3試合残しての本大会出場が決定する大一番で、森保一監督は25人プラス2人の追加招集を週末の試合とコンディションを見て判断するとした。三笘薫、伊東純也ら欧州でコンスタントにプレーしている選手らが選出され、ここまで6試合に出場してきた町田浩樹はケガで招集されず、DFには、バイエルンの伊藤洋輝が復帰した。
 日本はここまで6試合を5勝1引け無敗、勝ち点16とグループの首位を独走しており、内容でも得失点差もプラス20と圧倒的な強さを見せて出場に王手をかけている。2位のオーストラリアとの勝ち点差は9と大きく引き離している。
 監督は、「目の前の一戦に全力でいくことは変わらない。(W杯)出場権をここで掴み取り、世界一になるという目標に向かってここはゴールではなく成長し続けたい。」と、初出場を果たした98年W杯最終予選から出場がかかった試合は6大会(02年は予選なし、14年ブラジル大会最終予選はアウェーでの敗戦で最初のチャンスを逃がす)で奪取してきた歴代の日本代表の「勝負強さ」を再確認。監督自身、2度目のW杯出場決定試合に臨む。22年のカタールW杯の際は予選中も新型コロナウイルス感染症への対応が続き、突破を決めたのもオーストラリアのアウェーだった。今回は2大会ぶりのホーム、しかも祝日とあって多くのサポーター、ファンの前で決定できる。
 予選3試合を残して突破できるアドバテージについても「メリットしかない」(監督)と、選手層の拡大、選手間での戦術理解やコミュニケーションの充実にもこのシリーズがいかに重要か強調した。日本は試合前々日に欧州からの選手が合流するため、全体でできる練習はわずか2回。対してバーレーンは早くも13日夜に来日し、1週間の調整を行う予定で欧州組を中心に組むチームのマネージメントが重要になる。
 また、会見に同席した山本昌邦・ナショナルチームからは代表ダイレクターからは年末に行われるW杯抽選会の結果が、日本代表が目指す世界一へのプロセスに重要なファクターになるとして、「FIFAランキングの係数が高いのは公式戦。アジア予選は始まるのが早いので今日本代表のポイントが上昇しているが今後ヨーロッパ勢のポイントが追い上げてくる。ロードマップの中で一つも無駄にできない」と、12月に予定される抽選会での第1ポット入りを視野に入れる。
 初の3カ国共催となる26年W杯は、従来の32カ国から48カ国出場へと拡大され、グループステージは4チーム×12グループの各組上位2チームと、3位の成績上位8チームが32チームによる決勝トーナメントに進出する。 

 【GK】大迫敬介(広島)谷晃生(FC町田)鈴木彩艶(パルマ)
  【DF】長友佑都(FC東京)板倉滉(ボルシアMG)伊藤洋輝(バイエルン)瀬古歩夢(グラスホッパー)
  菅原由勢(サウサンプトン)関根大輝(スタッド・ランス)高井幸大(川崎)
 【MF/FW】 遠藤航(リヴァプール) 伊東純也(スタッド・ランス)  南野拓実(モナコ)古橋亨梧(レンヌ)
  守田英正(スポルティング)  鎌田大地(クリスタル・パレス)三笘薫(ブライトン/イングランド)
  前田大然
(セルティック) 旗手怜央(セルティック) 堂安律(フライブルク/ドイツ)上田綺世(フェイエノールト)
  田中碧(リーズ)  中村敬斗(スタッド・ランス) 久保建英(レアル・ソシエダ) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)


 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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