スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2025年1月 5日 (日)

サッカー「なでしこジャパン」ニールセン新監督を支えるコーチ陣に元豪州女子代表のブレイニー氏、U20W杯準優勝の狩野監督らが就任 

5日=日本サッカー協会発表 昨年12月に就任会見を行ったサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のニルス・ニールセン新監督(53=デンマーク)の再来日に伴い、新たなコーチングスタッフが発表された。
 狩野倫久氏(48)、元オーストラリア代表で指導者としてのキャリアを積んだリア・ブレイニー氏(38=オーストラリア)、GKコーチの西入俊浩氏(47)は再任、フィジカルコーチに岡本隆吾氏(51)、テクニカルスタッフに小杉光正氏(45)が就任した。
 狩野氏は2017年から各世代の女子日本代表を指導し、2023年にU-19日本女子代表監督に就任。昨年にはコロンビアで行われたU-20女子W杯では選手と準優勝を果たした。
 ブレイニー氏もU-20同女子代表監督、昨年は暫定ながら同女子代表のアシスタントコーチを務めていた。
  
             ー「なでしこジャパン」にとって数々の初の試みー

 ニールセン監督はなでしこジャパンとして史上初めての外国籍監督で、決定までに「なでしこジャパン」の分析や現状の問題点の指摘、将来の展望など佐々木則夫女子委員長を中心にした日本協会側にプレゼンを行ったうえで選考されたのも初の選抜方法だ。またこれまで指揮を執った外国籍の日本代表監督とは異なり、日本には住まずヨーロッパをベースとしたまま監督を務めるのも新たなスタイルとなる。
 日本サッカー協会は、日本の税制に適応するための手続きやビザ取得、住環境の整備や家族のケアなど外国籍監督を招へいすることで複雑なオペレーションをも担ってきた。オンラインや映像の利便性の向上や多くの日本選手が欧州に在籍する現在、時代の
変化に合わせた環境で契約した外国籍監督とコーチ、日本人スタッフがどのように融合を進めていくか、新監督のマネージメントと同時に協会とのこれまでにない関係性も注目される。
 2月にアメリカで行われる国際親善試合「シービリーブスカップ」が新生なでしこジャパンのデビューとなるため、再来日したニールセン監督は国内での視察をスタートさせ初の代表選考を行っていく。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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