陸上短距離で五輪4大会出場の飯塚翔太 東ティモールで子どもたちと交流 あえて現役でこうした活動に取り組む理由
4日=オンライン パリ五輪で陸上男子短距離オリンピック4大会連続出場を果たした飯塚翔太(33=ミズノ)が、国際協力機構(JICA)主催の派遣事業の一環で「UNDOKAI」(運動会)など3日間の活動をした東ティモールの首都ディリからオンラインで報告会見を行った。同機構の活動に参加する形で22年にはバングラデシュ、23年にはアフリカのルワンダ、また友人としての個人的なつながりからアフリカのエスワティ二を訪問して陸上での交流を「ライフワーク」としており、「スポーツは世界共通語だと、改めて強く感じた。自分のエネルギーにもさせてもらっている」と充実感を表現する。
オフの冬季練習も計画通り進めながら現役がこうした活動を行うのは簡単ではない。多くの選手が「引退したら・・・」と時間を置くのとは対照的に活動する理由を飯塚は「自分が速く走れるから。それが陸上でもどんなスポーツでも皆さんへのメッセージにもなる」とかねてから話しており、現役として訪問した場所、人々、そして何より自分自身にも大きなモチベーションを与える活動に高めているようだ。
同じ短距離で日本を代表するサニブラウン・ハキーム(25)もパリ五輪後に帰国し、子どもたちやパラ選手、中・高生と幅広い枠組みのなかで自らの哲学と資金を投入して陸上教室を主宰。2回目となる今年は合宿も実施するなど、飯塚の発展途上国での陸上活動と同じく、その場だけではない持続を目標とする活動を行っている。来年は東京世界陸上、その先には28年ロサンゼルス五輪がある。日本のTOPランナーが活躍する場所はトラックだけではなく、あえて現役のうちに取り組む彼らの思考、キャリアは日本のスポーツ界にとっても重要なチャレンジだ。


