サッカー「マイアミの奇跡」の50歳伊東輝悦がJ3アスルクラロ沼津で引退会見「50歳までプレーできるオジサンになってみようと・・・本当に楽しかった!」
31日=愛鷹運動公園 サッカーのJ1で創設当初から清水に所属し、96年のアトランタオリンピックで優勝候補のブラジルを倒す「マイアミの奇跡」でゴールを挙げた伊東輝悦(50=アスルクラロ沼津)が引退会見を行った。93年にJリーグが始まると清水で活躍。98年には日本代表として初めてW杯に出場したフランス大会代表に選出され、J3が誕生するとまだ環境も整わない長野、秋田、今は沼津でプレー。日本サッカー界の苦闘と成長を体現してきた50歳の鉄人フットボーラーは会見で「40歳を超えもし50歳までプレーができたら面白いな、こういうオジサンがいてもいいかな、と思ってやってきました。(実際に50歳までえやって)面白かったし幸せだった。何なら、今が一番楽しい」と晴れやかな笑顔で輝かしいキャリアを振り返った。
引退は今シーズンの冒頭から考えていたという。具体的には酷暑で厳しいトレーニングが「本当にしんどかっ」と笑った。
日本代表からJ3まで全てのカテゴリーでサッカーに挑んだキャリアを「秋田では練習の住所を聞いていくと(雪のために)港の倉庫だった。本当にびっくりした。でも、どのカテゴリーに行ってもサッカーが好きで愛している方がいて、それを支えるサポーターがいて、そういう人とサッカーができて感謝しているし本当に楽しかった。いいも悪いもひっくるめて今がある」と話した。
今シーズンは残り4試合、J2への昇格にプレーオフ圏内にいる。「若い選手が躍動している姿をみたい。そして一緒に喜べるともっといい」と、昇格への強い思いを口にした。