スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年6月27日 (木)

サッカー日本代表2026年W杯北中米大会アジア最終予選で豪州、サウジアラビア、バーレーンらと同じC組に 「一筋縄ではいかない」森保監督 抽選を行った岡崎慎司氏は「アジアの大きなチャンス」

27日、AFC(アジアサッカー連盟 マレーシア)で9月に始まる26年北中米W杯アジア最終予選の抽選会が、日本から代表ゴール数50と歴代3位をあげてこのほど引退した岡崎慎司氏(38)らを迎えてマレーシアで行われ、ポット1=FIFAランキングアジア最上位(17)の日本は、岡崎氏の手でオーストラリア(同23)、サウジアラビア(同51)、バーレーン(同81)、中国(同88)、インドネシア(134)と同じCグループに入った。日本はW杯初出場を果たした1998年フランス大会から8大会連続出場を狙う。壇上で抽選を行った岡崎氏は今大会から最大9カ国が出場できるアジア枠の拡大について「アジアにとって大きなチャンス」と緊張した面持ちで話した。自身のW杯3大会の経験について聞かれると「サッカーで最高峰の舞台でした。国のために試合をするということは誇りです。そしてたくさんの自信をくれました」と笑顔を見せた。
Aグループにはイラン、カタール、ウズベキスタン、UAE、キルギス、北朝鮮
Bグループには韓国、イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートが入った。

26年大会から出場国は48カ国に拡大され、アジアからの出場も最大で9カ国に増加。3グループの上位2チームは自動的に出場権を獲得(6カ国)し、各グループ3位、4位は6チーム2グループに分かれてプレーオフを実施し各グループ1位が出場権(2カ国)を得る。最後は大陸間プレーオフで最大1カ国に出場チャンスがある。現在、欧州を視察中の森保一監督は、この後日本サッカー協会を通じてコメントを発表した。

監督 予想通り厳しいグループに入ったな、という第一印象です。前回のワールドカップ最終予選も険しい道のりを歩み、今回もそれ以上に過酷な戦いに挑むことになりますが、覚悟と勇気を持って臨みたいと思います。アジアでの戦いは一筋縄ではいきませんが、これまでの経験やチームとしての積み上げを活かしながら選手、スタッフと共に一戦一戦、勝利を目指して戦い抜きます。サポーターの皆さんも共闘をよろしくお願いします


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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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