スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年6月15日 (土)

Jリーグ 天皇杯でケガ人4人離脱の町田が中2日で横浜Fマリノスに逆転勝ちで首位堅持 横浜Mは今季2度目の連敗

15日=日産スタジアム Jリーグ第18節が各地で行われ、13位の(2試合分が未消化)横浜F・マリノスと首位・FC町田ゼルビアが対戦した。13日の天皇杯2回戦で筑波大にPK戦まで持ち込まれて敗れ、しかもケガで4人の離脱者が出てしまった緊急事態の町田と、同じく天皇杯で(対FC岐阜)PKまでもつれて勝利したマリノスと、ともに中2日で体力的には厳しいコンディションのチーム同士の対戦となった。
 前半14分、先発を全員入れ替えた町田は、12試合ぶりに先発した横浜MのFW・宮市亮に今季初ゴールを奪われ難しい展開で試合をスタート。しかし前半43分には、DF昌子源がゴール前のボールに合わせて同点ゴールを決め前半1-1で折り返す。後半、ボ―ルを積極的に奪うと12分には13日夜にパリ五輪を目指すU23代表のアメリカ遠征から帰国したばかり(MF平河悠もU23代表)のFW藤尾翔太が逆転ゴールを奪い、その4分後にはFKのチャンスにMF下田北斗が左足で直接決めて3-1と、コンディションもメンバー構成も厳しい中で町田が大きな逆転勝利をおさめて勝ち点3を積み上げた。
 一方、横浜Mは6月1日の鹿島戦(2―3)に続き敗退、今季2度目の連敗となった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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