パリ五輪サッカー男子U-23日本代表がアメリカ遠征へ出発 「(五輪まで)積極的に競争を促していく」大岩監督、五輪前最後の遠征試合に競争力を求める
1日=羽田空港 パリオリンピックに出場するサッカー23歳以下の日本代表(U-23)が、五輪前最後の遠征試合に向けて米国へ出発し、日本代表の大岩剛監督が空港で取材に対応した。
今遠征は、8大会連続での五輪出場を決め優勝も果たしたU23アジア杯(4月、カタール)以来の活動となり25人を招集。18人のみ選出する五輪選考前として最後の国際親善試合で、米・カンザスシティーでU-23米国代表(7日=非公開の予定、11日)との強化試合を行う。遠征には20歳のMF佐野航大(NECナイメヘン)を初選出したほか、昨年9月以来の選出となるA代表のGK・鈴木彩艶(21=シントトロイデン)も参加する。こうした選出の背景には、選手たちに18人を目指して最後まで競い合い、五輪までさらなるレベルアップを促す大岩監督の狙いがある。
五輪直前の7月18日には現地フランスに入ってU-23フランス代表との親善試合を行うが、米国戦と合わせて残り3試合となる今遠征での目標について「(本番までの)試合はそんなに多くはないので、しっかりと我々のやるべきことをもう一度再確認したい。我々の競争力もレベルアップするうえで大切。積極的に競争を促していきたいし、それぞれ高め合うところに持っていきたい」と、貴重な機会となる遠征に期待を込めていた。


