パリ五輪選考会を兼ねた陸上10000㍍日本選手権 男女ともパリ五輪参加標準記録突破ならず 葛西と女子の五島は自己ベストで優勝
3日=静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム(午後7時半女子スタート時点で気温18・4度、湿度74%)パリ五輪選考会を兼ねた陸上の日本選手権男女10000mが行われ、女子では五島莉乃(ごしま・りの、25=資生堂)が5000㍍を過ぎた付近から単独レースとなり、30分53秒31の自己新で優勝した。しかしパリ五輪参加標準記録(30分40秒00)の突破はできなかったため、今大会での即時内定者は出なかった。
男子の日本記録保持者・塩尻和也(27=富士通)も、27分00秒00のパリ五輪参加標準記録を狙ったが突破はできなった。男子の優勝は、9000㍍で飛び出し積極的なレースを見せた葛西潤(23=旭化成)で27分17秒46の自己新をマーク。2週間後にもレース出場を予定しており、今レースの勢いで標準突破への可能性も高まった。
男女とも、東京五輪から大幅に引き上げられた標準記録を突破できなかったが、五輪出場のチャンスは残る。今後の出場レースで①標準記録を突破するか、または②ワールドランキング(Road to Paris)で出場枠の27に入れば五輪切符に前進する(6月一杯で最終決定する)。
男子ランキングではこの日2位の太田智樹(トヨタ自動車)、日本記録保持者・塩尻(この日10位)、コンディション不良で欠場した田澤廉(トヨタ自動車)がランキング内に入る。
女子では、五島は五輪出場のための世界ランキングで出場枠内(27名)には入っており出場には前進した。五島と2位の小海遥(第一生命グループ)、今大会を欠場したブダペスト世界選手権7位入賞の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)にランキング入りの可能性がある。


