サッカー日本代表W杯2次予選北朝鮮戦メンバー発表 長友が22年W杯以来復帰 伊東純也は招集外に「彼を守るために選ばなかった」森保監督
14日=都内 サッカー日本代表の26年北中米W杯アジア二次予選北朝鮮戦のメンバー発表が行われ、DFには22年のW杯カタール大会以来、長友佑都(FC東京)が復帰した。森保一監督は「長友佑都にはピッチ内外で存在感を発揮してもらえるかな、と思っている。まずはプレーヤーとして選んだことは伝えたい。色々な成果と課題の中で、Jリーグ3試合を視察したなかで選手として存在感を発揮していいプレーをしているし、客観的なデータとしても高強度のプレーを日本人選手の中で、TOPで発揮できている。1対1からいい攻撃につなげていく。FC東京でもそういうプレーを見せてくれる。彼の力を出してもらえればと思っている」と期待を込めた。アウェー(平壌)での試合は過去苦戦してきた。この難しさについて「恐らく、想定外のことはたくさんあると思う。準備と覚悟を持って、平壌の戦いに臨みたい。しかしこれまでの戦いの中で最善の準備をする点は変っていないし、これまで想定外のことが起きても最大限の力を発揮するようにやってきた。最善の準備をして、自分たちがやれることに目を向けて落ち着いて戦っていく」と、冷静さを強調した。
また、女性からの性加害を訴えられている伊東純也を選出しなかった理由について「彼を守るために招集しない判断をした。彼のパフォーマンスを踏まえたうえで招集は可能であり、したいと思っていた。彼を取り巻く環境がどうなるか想像した時に、落ち着いて生活、プレーができる環境にはないと想像している。彼だけではなく、チームとしても落ち着いて活動できる環境にはならない。彼が大切にしている家族への影響を考えて、今はいいのかな、と考えた」と説明。女性側、伊東と両者が訴えを起こしているなかで、日本でプレーする際の環境を最優先したと明かした。
日本は2次予選(9組)B組で、ミャンマー、シリア、北朝鮮とホーム&アウェーの総当たりで対戦する。上位2チームが3次予選に進出する。11月にミャンマー(大阪、5-0)、シリア(シリアでの開催が困難なため中立国・サウジアラビアで開催、5-0)と連勝している。21日は国立競技場で(1920キックオフ)、26日は平壌で(1700キックオフ)行われる。
GK前川黛也 大迫敬介 鈴木彩艶
DF長友佑都 谷口彰悟 板倉滉 渡辺剛 町田浩樹 毎熊晟矢 伊藤洋輝 橋岡大樹 菅原由勢
MF・FW 遠藤航 浅野拓磨 南野拓実 守田英正 相馬勇紀 小川航基 前田大然 堂安律 上田綺世 田中碧 川村拓夢


