日本サッカー協会次期会長候補の宮本恒靖専務理事が、立候補後初めてコメント「サッカーがこの国で重要な存在になってもらいたい」動機語る
6日=日本サッカー協会(文京区・トヨタ本社) 4期8年の最長任期を終えて24年3月に退任が決まっている田嶋幸三・日本サッカー協会会長(66)の次期会長を選出する選挙の立候補者に、必要となる推薦人16人を集めたただ1人の正式立候補者となった宮本恒靖・現専務理事(46)が、立候補者となって以降初の取材に応じ、「自分が常に、選手としても、指導者としても、サッカーがこの国で重要な存在になっていってもらいたい、貢献していきたい立場への思いがあったので立候補させてもらった」と、会長選立候補の思いを明かした。全国の評議員を訪ね、様々な話を交わしながら推薦者を集める「膝詰め談判」で、若さを活かした感性や現場感覚を大事にしている。そうした会話の中でも「基本的に代表チームがしっかりと強い日本であり続けるということはすごく重要であるとお伝えしている。それを一つの大きな柱として(会長就任を)考えている。それぞれのところで抱えている問題点は皆違うな、と理解できた」と、手応えと共に公約の一端も示した。
宮本氏は昨年3月、日本サッカー協会の理事に就任、田嶋会長の補佐という新しいポジションでイベントやスポンサーとの交渉でも経験を積んだ。12月24日、臨時評議員会で信任投票が行われ、75団体の投票により過半数以上を獲得すると会長予定者となり、24年3月、理事による互選によって正式に会長に就任する見通し。