Jリーグ 東京V、清水伝統のオリジナル10同士の昇格プレーオフ 東京VがATのPKで劇的同点16年ぶりにJ1復帰 J2最多の観衆5万3264人
2日=国立競技場 サッカーのJ1昇格かけた「昇格プレーオフ」が、17年以来6年ぶりに行われ、J2レギュラーシーズンで3位となった東京ヴェルディと昨年降格した清水エスパルスと、1993年のJリーグ発足時の「オリジナル10」でもある伝統の両クラブが対戦した。スコアレスドローで折り返した後半、清水が18分、ヴェルディのハンドで得たPKをチエゴサンタナが左足で決めて1-0と先制。年間順位が上のヴェルディに1点差をつけなくては勝てない清水にとって待望の先制点を奪った。今季レギュラーシーズンの対戦では、1-0,2-1と2勝あげている清水は1点を奪った後、引き分けでも16年ぶりの昇格にかけるヴェルディの反撃に守備に体重を置いた。試合はそのままアディショナルタイム(AT)に突入。しかしAT4分を経過したところで、染野唯月がエリア内でファールを受けてPKに。染野がこれを落ち着いて右足で決めて1-1の同点とし、(リーグ戦順位が上位の)ヴェルディが16年ぶりの昇格を果たした。この日の観衆5万3264人は過去のプレーオフを大きく上回り、リーグ戦を含めてもJ2最多の観客を記録した。来季、J1は昇格した町田、東京VとFC東京の3クラブとなった。