元日のタイ戦、アジアカップを目指す日本代が千葉県内で合宿スタート ケガで離脱していた板倉滉、中村敬斗が復帰 J2から選ばれ川崎に移籍した三浦「ワクワクしている」
28日=千葉県内 アジアカップ(カタール)を前にした親善壮行試合、タイ戦を元日に国立競技場で行日本代表合宿初日の練習を行った。合流を予定していた上田綺世(フェイエノール)は「体調不良」(広報))のためにホテルで休養。伊藤洋輝(シュツットガルト)と浅野拓磨(ボーフム)はランニングを中心とした別メニューをこなした。また代表経験者の中村憲剛、内田篤人両氏もロールモデルコーチとして加わっている。
10月、日本代表のチュニジア戦に出場した後、所属のボルシアMGに戻ってから左足首の手術に踏み切った板倉滉、同じく10月シリーズのカナダ戦で左足首を負傷し離脱していた中村敬斗(スタッドランス)も共に代表に復帰した。板倉は「痛みが全くない状態で、だましだましやっていた時とはコンディションも違いサッカーを気持ちよくできる」と、清々しい表情で初日からのトレーニングにDFのリーダーとして存在感を見せていた。トレーニングにはボルシアMGの関係者も姿を見せており、代表スタッフとケガの回復に関する連携も充実しているようだ。中村も「(ケガの期間)サッカーは凄く楽しいと思えた。復帰したら毎日全力でやろうと決めて戻ってきた」と、高揚感を隠せない様子だった。
またJ2(甲府)から異例の選出をされ川崎への完全移籍が決まった23歳の三浦颯太は、「見たことのある選手ばかりで、ここに来て初めて(代表に選ばれたと)実感した」と笑い、ACLで左サイドとしての突破力を見込まれて選出された評価に「判断やスピード、球際の強さは代表でも通じる。個ではがす強さ、持ち味は出したい」と、気後れは全くなくアジア杯代表入りにも強い姿勢を見せた。昨年はまだ天皇杯で戦う甲府の試合をスタンドで見ていたという。
アジア杯は前回はカタールに敗れて準優勝で今回は大陸チャンピオンの座、奪還を狙う。日本はDグループで、1月14日初戦はベトナム、19日はイラク、24日はインドネシアと対戦する。


