24年パリ五輪 選手村の日本選手の全寝室にエアコン設置しコンディションをサポート 都内でコーチ会議開催
11日=都内ホテル JOC(日本オリンピック委員会)は、オリンピックを目指す各競技団体の強化担当者が対面で行うコーチ会議を開いた。同会議は、コロナ禍の前、2019年が最後で実に4年ぶりの対面によるもので約200人が出席した。強化部からは、パリ五輪で日本選手団が宿泊するパリ郊外の選手村に、現地で調達する携帯式のエアコンを設置する方針が示された。今夏には、1年前の準備状況をパリ五輪組織委員会が公開し、冷房のない選手村で、地下水を循環させて床からの冷房を利用するとされたが、11日、「全ベッドルームにエアコンを設置する」(尾方貢専務理事)と、上からも下からも冷却し選手の睡眠、健康を守る方針を固めた。
尾県専務理事は、「久しぶりの対面の会議に新鮮な気持ちで臨んだ。今年の総合大会を振り返り、情報、医科学、アンチドーピングと様々な話を居雄し大変有意義だった」とした。
一方、2030年の冬季五輪はフランスに、34年もソルトレークに内定、さらに38年もスイスと優先的な協議を行うとIOC(国際オリンピック委員会)が明らかにしたため、札幌市は34年以降の冬季五輪招致のチャンスを完全に失う結果となってしまった。


