スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年11月24日 (金)

Jリーグ 逆転Vを狙う横浜Fマリノスは新潟と激戦もスコアレスドロー 「全てを出し尽くした試合、今は空っぽだ」マスカット監督

24日=日産スタジアム(34,335人)日本代表戦を挟んで中断していたJ1リーグは33節の2試合が行われ、逆転優勝に望みをかける横浜Fマリノスが、ホーム最終戦に新潟を迎え0-0のスコアレスドローで引き分けた。これで勝ち点1を積んで64としたものの、あす、同65の神戸がホームで名古屋を下すと勝ち点は68となり、最終節を待たずに神戸の優勝が決まる。神戸が引き分け以下の場合は、最終節に優勝の行方は持ち越される。ケビン・マスカット監督は試合後の記者会見で、
「今は空っぽです。フラストレーションやほかの感情もあるが、選手たちが全てを出そうとし、実際に出し切り、勝つために全力を尽くした。今の感情を表現するのは難しいが、空っぽ(フラット)だ。笛が鳴った瞬間から勇敢に選手がプレーをし、常に勇気を持っていた。望んだ結果にはならなかったが、選手たちを誇りに思っている。今年1年、持続性という点で大変充実した戦いを続けたと確信する」と選手を称えた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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