女子サッカーパリ五輪アジア2次予選 なでしこジャパン、ウズベキスタンを2-0で下し最終予選進出に前進 75分間追加点を狙わず
女子サッカーパリ五輪アジア2次予選(ウズベキスタン・タシケントでの集中開催) 日本女子代表「なでしこジャパン」は26日、初戦のインド戦に勝利した後、中2日で29日ウズベキスタン戦に臨んだ。インド戦から先発9人を入れ替えた前半、CKからDF南萌華のヘディングで先制点を奪い、15分には千葉玲海菜のシュートで2点をリード。しかしその後、来年行われる最終予選の組み合わせをにらんで、ボ―ル支配で9割と圧倒し再三相手ゴールに攻め込みながらもシュート0本という異例の展開で2-0のまま試合を終えた。なでしこジャパンはこれで2勝をあげ勝ち点6とし、C組首位で最終予選進出に前進、2次予選最終戦でベトナムと対戦する。
パリ五輪のアジア出場枠は2つ。3グループ各4カ国(12カ国)で現在の2次予選を戦い、①首位3チームが最終予選に進出 ②2位となった3チームの中から成績上位の1チームを入れた4チームで最終予選が行われ、2チーム同士の直接対決でそれぞれで出場権を争う。
今大会グループ
A オーストラリア フィリピン イラン チャイニーズタイペイ
B 中国 韓国 北朝鮮 タイ
C 日本 ウズベキスタン、インド、ベトナム
このうち2位がどのグループから最終予選に進出するかによって、最終予選の組み合わせが決まる。
最終予選組み合わせ
1 A組から2位が進出した場合 A組1位対C組1位 A組2位対B組1位
2 B組から2位が進出した場合 A組1位対B組1位 B組2位対C組1位
3 C組から2位が進出した場合 A組1位対C組2位 B組1位対C組1位
もし日本が入るC組からウズベキスタンが2位で通過すれば、最終予選ではA組1位が確実な強豪のオーストラリアとウズベキスタンが対戦。日本は、今夏のW杯4強のオーストラリアとの対戦を回避でき、韓国、中国、北朝鮮がいるB組1位(2試合を終えて韓国が1位)と対戦する。
仮にA組からの2位が最終予選に駒を進めた場合、日本はA位1位が確実なオーストラリアと五輪出場権を争わなくてはならない。C組からウズベキスタンが最終予選に進むパターン3を想定し無理をせず、最終予選進出を狙うウズベキスタンの得失点差を最小限にとどめる狙いも考えられる。


