サッカー日本代表9日にドイツと親善試合、森保監督「(システムは)4-2-3-1でスタート」と明言 久保建英は「僕史上最高のコンディションでどこまでやれるか」と成長に自信
ドイツ代表・フリック監督の会見後、試合が行われるフォルクスワーゲン・アレーナで森保一監督も公式会見に臨み、 9日の布陣について「形としては4―2―3―1でスタートします」と、6月シリーズで成果を出した4-1-4-1ではなく、トップ下を置いた熟練のフォーメーション採用を自ら明言した。ただし、ドイツも可変式でシステムを変化させながら試合を展開すると警戒したうえで「可変しながら試合を進めていく考えで、柔軟に、状況に対応できる準備を進めていきたい」とした。アンカーを置き、インサイドハーフ2枚にする4―3―3、またカタールW杯の後半逆転に成功した3バックで両ウイングバックがサイドから崩す形がオプションとなり、さらに、チームの立ち位置とともに個人の能力の現在地をより深く認識する「マンマーク」も考えられる。また、ボ―ル保持率30%を切った状況で勝利したW杯とは異なり、ボ―ルの保持も高めるなど、「W杯の再戦」とはとらえていないようだ。
監督は「今の立ち位置を測る最高の対戦にしていきたい。個々の力を測るという意味でも、チャレンジしたい」と、攻守の素早い切り替え、いい守備から攻撃につなげるチャンスメークの数をテーマに掲げた。
冒頭20分ほどの公開のみで練習を終え、ミックスゾーンでは久保建英(ソシエダ)が取材に応じ、「僕史上、過去最高といっても過言ではないコンディションでどこまでやれるか。やれると思ってるんで。向こう(ドイツ)にも意識されるくらいの選手にはなれているかなと思う」と、自信をみなぎらせた。昨年のカタールW杯のドイツ戦では前半45分で交代。不完全燃焼をクラブでの大躍進に繋げ、今季もすでに3ゴール1アシストと、開幕4試合連続でラ・リーガ公式のMVPオブ・ザ・マッチに選出されている。久保は取材に対応中「信頼にこたえる責任感が出てきたと思う」と話していた。


