42歳の現役スプリンター・末続慎吾 北九州カーニバルで10秒77をマークし40歳以上の日本記録を更新の快走を見せる
陸上の世界選手権、オリンピックメダリストのスプリンター、末続慎吾(42=イーグルラン主宰)が16日、北九州カーニバル(本城陸上競技場)の100㍍に出場し、向かい風3㍍の悪条件下で11秒03をマークした一般出場の後、午後にはもう1レースに参加し、追い風1・9㍍で10秒77と、40歳以上の日本記録を樹立した。昨年5月、日体大記録会でマークした同年代記録の10秒78を0秒01更新。昨年、08年の北京五輪で400㍍リレー銀メダルを獲得した後、コーチを付けて来なかったが、昨年、フランスのラグビー代表のコンディショニングなどで実績を持つ里大輔氏と契約し、自身が磨いた感覚を可視化、数値化するなど、40歳を超えて新たな取り組みに挑むなどした。1年の成果が42歳での記録更新の快挙につながった。今後も、日本選手権出場(今年の参加標準記録は10秒45)を目標にトレーニングを続けていく。