スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年12月13日 (月)

来季J1昇格のジュビロ磐田 ヤマハ時代から48年続いた「プーマ」から、新ユニホームアドミラルとの契約発表「カッコいいユニホームで躍動したい」遠藤保仁

13日=都内 今季、J2優勝、J1昇格を果たしたジュビロ磐田が、来シーズンから新たに「オフィシャルサプライヤー」契約を結ぶ「アドミラル」(豊田通商)の発表会見を行った。契約年数は複数年とのみ公開。また試合ユニホームだけではなく、練習着、スタッフ陣も同社のウェアを着用する。コーチとして昇格へ導いた中山雅史、2シーズン目の磐田でチームをけん引した遠藤保仁、今季キャリアハイの11得点をマークした山田大記、今季磐田に移籍しキャリアタイの6点をマークした大津祐樹、今季序盤(6節)から起用され、定着してゴールを守ったGKの三浦龍輝がそれぞれ新ユニホームを着用して会見を行った。
磐田はかつてヤマハ発動機時代の1974年から実に48年間、黄金期を含めてスポーツメーカー「プーマ」のサプライヤー契約のもと提供を受けてきた。遠藤は「来季から、このカッコいいユニホームを着て躍動したい」と話し、中山コーチは「軽くて、速乾性があって、耐久性があります」と、ユニホームの特徴を紹介。「非常に軽い、動きやすい、これだったらプレーヤーに戻れるのかな、とひざがね・・・(コンセプトの)ビーストロング、ビースタイリッシュ、そこにビーハッピーが加わるといいですね」と、J1での戦いに向けて洒落たスローガンを掲げた。三浦は明大1年でユニホームの管理を任されながら試合に忘れ「先輩たちに叱られた」思い出、大津は、小学校5年生頃にアドミラルのユニホーム(パンツ)を着用していた写真を披露。また山田は、13年のアジアカップで優勝した際の日本代表のユニホームを「もらえると楽しみしていたら、そういえばまだもらえていない。お願します!」と訴えるなど、それぞれユーモアたっぷりにユニホームにまつわるエピソードを披露した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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