スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年11月14日 (日)

J2ジュビロ磐田 水戸に3-1で勝利し19年以来3季ぶりのJ1復帰決定  

14日=ケーズデンキスタジアム水戸(4574人) 昇格、優勝争いがかかるJ2終盤戦、首位の磐田がアウェーで19年以来3季ぶりのJ1復帰を果たした。前節、2位の京都とホームで好ゲームを展開し3連勝15戦負けなしとした磐田はその勢いのまま、前半から主導権を握り12分には、京都戦でJ通算400試合を達成した37歳のベテラン、DF・大井健太郎がヘディングで先制点を奪って優位に。15分にも、中央の突破から最後は大森晃太郎が決めて早くも2-0とした。水戸は前半に交代カードを切ったが前半は磐田が2点リードして折り返し。後半立ち上がり、中盤からスルーパスに抜け出した磐田のFW・ルキアンがDFとの1対1を制して右足でゴールを決め、3-0とした。ルキアンはこれで今季22点目とゴールランキング首位を固めた。
 後半、水戸の反撃にオウンゴールで1点返されるも最後まで集中力を保ち3-1で勝利。勝ち点を86に伸ばして自動昇格圏内の2位以内を確定。昨年6位と昇格できなかった1年間、また今季も開幕から2連敗するなど苦しかったシーズンを経て、19年以来のJ1復帰を果たした。鈴木政一監督は体調の検査入院のために戦列を離れていたが、13日に退院。この日は自宅で見守り、服部年宏ヘッドコーチが指揮を執った。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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