スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年2月26日 (金)

Jリーグ緊急事態宣言下での開幕 昨季優勝の川崎Fが家長の2得点で横浜Fマリノスに快勝(2-0)

26日=等々力陸上競技場(4868人=緊急事態宣言下のため上限5000人)Jリーグは、昨シーズン圧勝した川崎フロンターレと横浜F・マリノスの「神奈川ダービー」で、29年目のシーズンが開幕した。昨年はコロナ禍で降格なしとなるレギュレーションの変更を余儀なくされ、今季J1は徳島ヴォルティス、アビスパ福岡が昇格し史上最多の20クラブでシーズンが争われる。シーズン終了後には4チームが降格する。昨季に続き交代枠は5人、さらに脳しんとうによる交代も1人認める試行ルールを適用する。また昨年は使用を中断した「VAR」(ビデオアシスタントレフリー)も再度導入される。
試合は前半21分、ペナルティエリア内で川崎の山根視来がヒールで後方にパスを流し、家長昭博がこれを左足ボレーでたたき込んで先制。昨年のリーグ戦、20日の富士ゼロックス杯に続き、圧倒的な攻撃力でマリノス陣営にたたみかけた。前半43分には、田中碧のクロスに家長が頭で合わせて2点目。前半で2-0と試合を優位にした。

後半、マリノスも反撃するが、交代カードを切ってそのまま2-0で川崎が勝利し、開幕戦勝ち点3を手にした。

 

 

 

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

カテゴリー

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」