スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年2月24日 (水)

日本サッカーの宝、中村と小野 照れながら互いをホメちぎる 27日札幌ドームで横浜とJ開幕戦へ

24日=オンライン Jリーグ2021年シーズン開幕(26日、川崎F対横浜M)を前に、オンラインによる直前の記者会見が行われ、今季、J2琉球から北海道コンサドーレ札幌に完全移籍した小野伸二(41)と、横浜FCで今季10番を付ける中村俊輔(42)の日本サッカーが誇る2人のレジェンドが揃って登場した。27日に札幌(昨年12位)が、同15位の横浜FCをホーム・札幌ドームに迎える。
 小野は「1年半ぶりにこの舞台に挑戦できる権利を頂いた。まだメンバーとかわからないが、選ばれた選手は北海道代表として勝ち点3を取るために全力を尽くす。先発を諦めない」と、J1復帰に高いモチベーションを示した。
 横浜FCで3シーズン目を迎える中村は「ジュビロから移籍して、その時はJ2でした。J1に上がれて、またこういう舞台でやれると思っていなかった。足首の状態もよく、出場時間も長くしていける。遠征メンバーに入って伸二と(ピッチで対戦)できれば最高」と、長く日本サッカーをけん引してきた40代2人ともに、いまだ衰えぬサッカーへの情熱を見せた。
 
中村は小野について、「シンジはまだ一番うまい選手だと思います」と絶賛。小野は、「俊輔さんのパスやシュート、左足のキックを含めてすべてレベルが高い。僕は俊輔さんになりたいですよ」と、照れくさそうに互いをほめちぎった。キックオフは14時。

 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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