ゴンちゃん磐田に12年ぶりに復帰 J3沼津退団「現役のトレーニングをひとまずやめて・・・」鈴木監督のもとトップチームコーチに就任
13日 J2ジュビロ磐田は、J3沼津で現役を続けてきた中山雅史(53)がトップチームのコーチに就任すると発表した。昨季まで選手として6シーズン在籍していたJ3沼津を退団。札幌を退団した際と同じく、今回も現役引退は明言せず「トレーニングはひとまずやめて」と、古巣からの熱望を受けてコーチに就任する。磐田は昨季、遠藤保仁の加入など後半追い上げてJ26位。クラブの黄金期を知るレジェンドが目標のJ1復帰に向けて、12年ぶりの復帰を果たす。すでにS級ライセンスは取得済み(昨年3月)。昨季監督としてカムバックした鈴木政一監督(65)とは、02年、選手と監督として完全優勝を成し遂げた気心の知れた関係で、鈴木監督から熱心な勧誘を受けた点も、電撃復帰につながった。中山は「J1昇格に向けて、鈴木監督を全力でサポートしていきます。よろしくお願いいたします!!」と、エクスクラメーションマーク2つに思いが込められているかのようだ。鈴木監督、磐田からのオファーを光栄だと話しているという。
沼津を通じては「現役選手のトレーニングをひとまずやめて、ジュビロ磐田のコーチとして活動することに決めました」とコメント。磐田から移籍し札幌を退団した12年には「第一線を退く」と、15年に当時JFLだった沼津に加入。沼津では、下部組織(U-18)で2年間コーチも務めてきた。週5日も、高校生を直接指導した経験もあり、居残りに付き合いアドバイスをするなど「自分にとっても学ぶことばかりだった」と教えることへの充実感を得ており、鈴木監督もコーチとしての手腕にラブコールを出したという。中山は札幌退団時には「Jリーグを休むので‘休J’と呼んでください」と話していた。ひとまず現役としてのトレーニングを休む「休T」とでもしておこうか。