21年東京オリンピック33競技339種目日程 20年開催予定とほぼ同じに「コピペ」 秋にコロナ対策会議立ち上げ
17日=晴海 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、21年に延期された東京五輪の33競技、339種目の競技日程を発表した。開会式は7月23日金曜日と、20年の24日金曜日から曜日を合わせて変更されており、競技もそれぞれ1日前倒しにして「同一日程、同一会場」(組織委員会)を原則に、競技時間もほぼ同じで20年の計画をそのままスライド調整する形が実現した。組織委の森喜朗会長はこの日行われたIOC(国際オリンピック委員会)総会で、全会場を使用できるめどが立った現状をIOCに報告した。競技日程が正式に決定したことで、3月の延期以降、止まっていた東京五輪がようやく動き出し、選手の新たな目標も定まる。交渉が難航していた晴海の選手村、プレスセンターとなる東京ビッグサイトも使用できる見込み。男女マラソン(8月7日女子、8日男子=札幌)は、表彰式を国立競技場で行う。札幌会場で花束贈呈のみを行い、東京に移動してメダルセレモニーとなる。女子の表彰式も閉会式内で行うのは史上初。6日と7日の競歩も、表彰式は翌日に国立競技場で行われる。開会式2日前の21日に福島あづま球場で行われる、日本対オーストラリアの女子ソフトボーが五輪の「開幕」となり、31日は「スーパーサタデー」とし21種目でメダルが決まり、8月1日は陸上男子100㍍決勝、体操男女種目別決勝4種目、テニス男子シングルス決勝と25種目のメダルが決定する「ゴールデンサンデー」と、大会を象徴する週末となりそうだ。なお、販売済みチケットの払い戻しについて組織委では今秋以降に詳細を発表する予定。