Jリーグ29日に再開日程決定へ 「(規約違反の制裁で行う)無観客試合とは違う言葉を選びたい」無観客試合の名称検討
22日=都内 日本野球機構(NPB)とJリーグによる第8回新型コロナウイルス連絡会議が22日開催され、午後には、その答申をもとにJリーグの臨時実行委員会が行われた。25日には緊急事態宣言の解除が想定され、連絡会議終了後には、NPB斉藤惇コミッショナー、Jリーグ村井満チェアマンと、専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが当面は無観客試合で始めていく方針を確認したと会見で明らかにした。専門家チームからは、①選手スタッフのPCRなどの検査体制の構築②当面は無観客での開催しクラスターを避ける③移動、日程調整など選手の負担の軽減をはかる④(県を超えての移動など)自治体と連携し首長の方針に反しない など4点を主に提言。新幹線や飛行機の移動に関しては換気が数分単位で行われている実態なども把握している。村井チェアマンは実行委員会後に、29日に臨時実行委員会で再開の日程を決め、4~5週間の準備期間を確保するとした。実行委員会では無観客試合でのスタートに異議は出なかったと明かしたうえで「無観客とは、(Jリーグ規約違反でも厳しい)制裁措置のひとつで、今回はそれとは違う。今後、クラブやサポーターの意見を聞いて言葉を選びたい」と、無観客試合の名称を検討する考えを示した。また、Jリーグは22日、タイトルパートナーである「明治安田生命相互保険会社」と新たに「とことん!地元応援キャンペーン with J」と連携する特別協賛契約を締結。チェアマンは同社の執行役社長、根岸秋男氏から激励を受けたとし「(契約金は)とても大きな金額。(長引き休止から緊急事態の解除で)少し薄日が見えるようだったが、素晴らしい朝を迎えられたような感謝の思いだ」と、56クラブそれぞれが地域密着の活動を続けられる支援に改めて謝意をあわらしていた。