26年W杯北中米大会アジア最終予選5日スタート「(代表に再合流し)本当にうれしい。チームに貢献したい」復帰の伊東純也 中国戦を前に緊張感漂う非公開練習も開始
3日=埼玉県内 日本サッカー界にとって8大会連続出場をかけたW杯最終予選初戦となる中国戦(5日、埼玉スタジアム)10日のバーレーン戦(アウェー)と9月の連戦を前に代表は2日目の練習を行った。練習の冒頭15分のみメディアに公開され、広報担当から「ご協力お願い致します!」と非公開に入る案内の声が響く。練習取材だけで100人を上回るメディアが機材やパソコンをしまって出口をぞろぞろと歩き出す。報道陣も慣れているはずの非公開練習だが、最終予選となるとどんな試合とも異なる緊張感がピッチに漂う。
1月のアジアカップで離脱して以来の日本代表復帰となった伊東純也(スタッド・ランス)が練習後取材に対応し、「本当に(復帰が)嬉しい。チームに貢献したいという気持ちでいる」と、1日にはクラブでゴールをあげた活躍もあるのだろう、はつらつとした受け答えが印象的だった。森保一監督とはコミュニケーションを取り続けており、同じクラブの中村敬斗が活躍する姿を通して「(日本代表を)シンプルに応援していた」とした。
前回、日本代表として経験した22年カタール大会最終予選ではホームで(オマーン)黒星スタート。伊東は「初戦を落として自分たちで難しくした最終予選だった」と経験を踏まえて、5日の中国戦での勝利を課題に掲げる。前回は、敗戦で始まった悪い流れを自身の4試合連続ゴールで大きく変えただけに、2度目となる最終予選で決定力、経験とも自身が口にした「貢献」の充実度に期待が集まる。