サッカー日本代表W杯北中米大会アジア最終予選 日本代表「鬼門」の初戦を3大会ぶりに突破し7-0と快勝 10日のアウェーバーレーン戦へ
5日=埼玉スタジアム(5万2398人) 2026年のW杯北中米大会で8大会連続出場を目指す日本代表はホームでの初戦で中国と対戦、4-0と完勝をおさめアジア最終予選をスタートさせたのは14年のブラジル大会最終予選(12年6月3日)同じ埼玉スタジアムでオマーンに3-0で勝利して以来3大会ぶりとなった。
日本は前半12分、CKを獲得。キッカーの久保は左足でゴール前に巻いていく軌道でクロスを上げる。中国がマンツーマンで守る陣形を突いてDF板倉が遠藤のマークについた中国DFをブロック。正確なブロックで遠藤が完全にペナルティエリアでフリーに。ヘディングで先制し1-0とした。
日本はこの試合3バックで入り、左の三笘と右の堂安がチャンスを演出するシーンが多くなった。前半アディショナルタイム(47分)には、右サイドから久保、堂安のパスから堂安が左足でゴール前へファーサイドへ飛び込もうとする三笘へ。三笘はこれをヘディングで決めて自身、昨年のペルー戦(6月)以来1年2カ月ぶりとなる代表ゴールで8点目を決めていい形で前半を折り返した。
後半、中国は4バックから5バックに変更するが、マークのズレを日本がうまく攻める。7分には南野が左サイドを突破しDFの股を抜いて角度のないところから右足でゴールを奪って3点差とした。13分にも、ゴール中央付近でポストとなった上田のボールを走り込んで南野がゴールし4-0と試合を決めた。
その後も32分に今年1月以来の復帰となった伊東が決め、さらに中盤の深い地点からつないだボールを右サイドから伊東がゴール前へ。これに前田が頭で合わせて6点を奪う。アディショナルタイムには久保が7点目を決めて、18年のロシア大会、22年カタール大会とともに初戦を落として最終予選の「鬼門」と言われてきた最初の試合に7-0で快勝した。10日バーレーンでアウェーに臨む。バーレーンは初戦でオーストラリアのアウェーに勝利しており手強い相手となる。