女子プロサッカーWEリーグカップ戦のタイトルパートナーに「クラシエ」 決勝は史上初の国立競技場開催に
30日=blue-ing(東京ドーム内施設) WEリーグは、31日に開幕するカップ戦「クラシエ杯」の新名称の会見を行った。カップ戦は創設3年目となり、すでに「シルバーパートナー」としてWEリーグを支援してきた化粧品などを手掛ける「クラシエ」が新たにタイトルパートナーとなった。
31日に開幕するグループステージでは、女子ACLに出場するために三菱重工レッズレディースを除く11チームが3組に分かれてホーム&アウェーで戦う。各組の1位と予選免除となる三菱重工浦和が進出する準決勝は12月8日、今秋開業する長崎の「ピーススタジアム」で、決勝は史上初めて国立競技場(12月29日)で開催される。
会見にはWEリーグ髙田春奈チェアとクラシエの岩倉昌弘代表取締役、安藤梢、パリ五輪代表として活躍した高橋はな(ともに三菱重工レッズレディース)が出席。42歳の安藤は「去年カップ戦が取れなかったので、何が何でも取りたいと思う」と、現在前十字じん帯のリハビリに専念しながらもチーム復帰に強い意欲を見せた。またパリ五輪を終えたばかりの高橋も「四冠を狙えるのは私たちだけ。チーム一丸となって必ず取りたい」と、ACL、皇后杯、リーグ、カップ戦全てを手にする意気ごみを見せた。
1993年、初のプロリーグとしてJリーグが開幕するのに先駆けて「ナビスコカップ」(現在ルヴァンカップ)がタイトルスポンサー―となり、Jリーグ開幕前に爆発的な人気を集め初のプロリーグ開幕に向けての機運を盛り上げた。その後もリーグ戦とは異なる価値を定着させ、2016年には、同一企業としてもっとも長く開催されたプロサッカーリーグの大会としてギネス記録に認定されるなど、プロリーグがカップ戦のタイトルパートナーの支援を受ける意義は大きい。
岩倉氏も「単年で契約する気はない。業績もありどこまでできるかをお約束はできないが長くやっていく」と話した。