サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」池田太監督退任 後任は10月の親善試合をめどに、男性、女性監督、外国人監督、自薦含めて幅広く検討(佐々木委員長)
21日 JFA(日本サッカー協会)は、女子日本代表「なでしこジャパン」を2021年から率いた池田太監督の退任を発表した。池田氏は、21年の東京オリンピック後、高倉麻子監督に代わって代表監督に就任。18年にU-20W杯で初優勝を果たすなど、南萌華ら当時のメンバーの多くを代表に引き上げ上の世代との融合を試みながら代表の厚みを増した。23年女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会、今夏のパリ五輪ともベスト8にとどまり任期とされたパリ五輪までの契約が終了した時点で今後の去就が検討されていた。取材に対応した佐々木則夫女子委員長は、後任について、10月26日に国立競技場で行われる国際親善試合「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」をひとつの目途として、「そこまでの就任を目指して人選する形と、そこには間に合わないケース(暫定監督をおくなど)と2つを考えている。外国人の方、オリンピック、外国のリーグ経験者、また今回の発表へのリアクションとして自薦もあるかもしれない。それら含めて幅広く検討していく」と、今後は女子委員会での検討、推薦、理事会での決定のプロセスを経て10月のデビューを目指す形となる。
■池田氏のコメント(協会を通じて発表)
就任してから 2 年 11 ヶ月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフ、そしてサポートしてくださったパートナー企業の皆様、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手と共にここから先の景色を見たかったです。なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています。ありがとうございました