日本代表・森保監督 W杯最終予選に向けて伊東純也の代表復帰について「呼べる状況であれば(代表に)呼ぶ」と言及 1月アジア杯から離脱
日本代表・森保一監督がレモンガススタジアムで行われたJリーグ湘南対福岡の一戦を視察した。中断を挟んだチームがどう準備しコンディション調整を行って臨むのかを視察したかったと試合後明かした。試合後、9月5日に迫るW杯最終予選初戦中国戦(埼玉スタジアム)に向けての選手選考について聞かれ、同意なく性行為を強要されたとして女性らから告訴され(伊東は虚偽告訴で女性らを訴えている)今年1月のアジア杯(カタール)でチームを離脱、以降代表招集を見送られていた伊東純也(31=スタッド・ランス)について「これから確認して、呼べる状況であれば招集する。それだけのパフォーマンスを今回のジャパンツアーで見せていたので(コンディションは)行けると思う」と、これまでは「伊東を守るため」と、周囲への配慮を優先させ招集を見送ったが、最終予選を前に選考の対象とすると姿勢を見せた。
最終予選の初戦まですでに1カ月を切り、森保監督は、3年前の東京五輪からW杯最終予選への切り替えを念頭に置く。厳しい暑さのなか五輪6試合を戦い、そこから十分な準備や選手が心身のリカバリーをできないままW杯初戦のオマーン戦(大阪)に敗れ、サウジアラビアにもアウェーで敗れてスタートダッシュに大きくつまずいた苦い経験を「あの切り替えについては今回の教訓にしなければならない」と話し、パリ五輪を終えたばかりの若い選手たちの伸びに期待する一方、疲労は考慮し「もちろん競争にも勝たなくてはならない」とした。