中断を挟んだJリーグ再開 3連勝の湘南対3連敗の福岡対照的な一戦はアディショナルタイムに福岡が追い付き1-1のドロー 森保監督も視察
7日=レモンガススタジアム平塚(観衆9691人) 天候曇り、気温28度、湿度92%(キックオフ19時時点)
7月20日の中断まで、Jリーグ3連勝の湘南と、同3連敗の福岡と対照的な対戦でともに中断期間のトレーニング、再開以降の準備が反映された試合となった。対照的な一戦に、森保一・日本代表監督も「(中断期間に)どんな準備をして再開に臨むのか」と視察に訪れた。
平塚は対福岡、15勝9分29敗と過去圧倒的に抑えられ、勝利をあげたのも2014年以来(ともにJ2時)と分が悪い平塚は前半から3-1-4-2とし中断時点から3人のメンバー(鈴木淳=累積警告で出場停止、畑、ルキアン)を入れ替え、流れと勢いをそのままに臨んだ。ポゼッションでは上回りながらも、シュートまで持ち込む形をなかなか作れず、前半はシュート3本で折り返す(0-0)。
後半16分、DF・キムミンテがセンターCからドリブルで前進し、中央から思い切って右足でロングシュートを放つ。これを福岡のGK・村上昌謙がセーブするが、勢いを象徴するかのように、弾いたボールは飛び込んだ福田翔生が奪ってもう一度シュート。このシュートも村上に阻まれたがこぼれ球となって、鈴木章がエリア中央から左足でゴールを決めて先制した。
福岡に勝つのは10年ぶり、またリーグ戦4連勝も98年以来と大きな1勝が見えた後半、アディショナルタイムは7分と表示された。+4分となった49分、福岡に右CKが与えられ、北島祐二は右足からエリア中央付近に高いボールを蹴る。これに、後半24分に交替で入ったFW・ザヘディがへディングで合わせる際、湘南DFの高さを破られゴール。1-1と引き分けに持ち込まれ連勝は3で止まったが勝ち点1は積んだ(勝ち点26)。