パリオリンピック開会式当日フランスの高速鉄道で破壊行為 28日パリでブラジル戦に臨むなでしこジャパンはナントから移動も経路変更を強いられる模様
26日 ナントからボルドーに移動中のSNFC(フランス国鉄)車内で、高速鉄道TGVの複数の路線で、オリンピック開会式を夜に迎えた26日早朝に「破壊行為が行われた」とのニュース速報が出た。現時点でテロという単語は使われておらず、「大規模な攻撃」「破壊的な攻撃」と表現されている。
ナントで行われたなでしこジャパンの初戦、対スペインを観戦、または取材した多くの日本人もボルドー行(27日、日本対マリが行われる)のSNFCに乗車しているが、こちらはTGVではなく普通特急で発車も時間通り、現時点では遅延なくボルドーに向かっている。早朝のナント駅ではTGVも含めパリやパリから北部に向かう列車に2時間以上の遅れが出ている表示されており、駅では「事故」としか説明がなく構内は多くの旅客で混雑していた。
SNFCはSNS(X)で「高速鉄道の混乱を目的とする攻撃を受け、列車に運休、遅れが出ている。旅行を延期して、駅には近づかないようにして欲しい」と呼び掛けている。
なでしこジャパンは26日、パリ「パルクデフランス」で行われるグループリーグ2試合目のブラジル戦に向けてナントから移動。路線の変更を強いられ、別のルートでのパリ入りを検討しているという。25日にボルドーで行われたブラジル対ナイジェリア戦のチームも「パリへの移動を含めて協議中」(ブラジルメディア)と対応に追われている。