パリ五輪開会式まで1カ月 JOC(日本オリンピック委員会)が各競技団体の監督会議を開催「海外での五輪最多の金メダル20、メダル総数55,入賞120を目指す」尾縣団長 海外での五輪で日本過去最多の400人超の代表選手出場へ
26日=都内NTC(ナショナルトレーニングセンター) パリ五輪(32競技329種目)まで1カ月となったこの日、五輪に出場する各競技団体による「監督会議」が行われ、冒頭、尾縣貢団長(日本陸連会長)が3年前、コロナ禍で延長された2021年に開催された東京五輪を振り返り「(緊急事態宣言下、ワクチン接種など)困難のなか、選手たちは私たちの想像以上に強く、史上最高の成績を残してくれた。東京を経てより強くなったチームジャパンでパリに向かっていく。成績、メダル、入賞に強くこだわるが、スポーツの新しい価値をつくり、それを実現するために一歩踏み出す勇気を 共に更なる高みへ、とスローガンを掲げ、加えてインテグリティ(規範規律)を重視する」とあいさつ。副団長には土肥美智子(選手メディカルオフィサー)、谷本歩実、井上康生(ともに柔道)各氏3人が就任している。
今大会には、パリ五輪で実施される団体球技7つ(バスケットボ―ル、7人制ラグビー、サッカー、バレーボールは男女とも出場、ハンドボ―ル男子、ホッケー女子、水球男子)全競技に日本が出場を決めた躍進を含めテコンドーを除く31競技で出場権を獲得。海外で開かれる五輪としては過去最多となる約400人の日本選手が出場する見込みとなる。また五輪全体として、女性が初めて出場した1900年の第2回オリンピックパリ大会以来(当時はゴルフとテニスのみ)初めて出場選手で男女同数が実現するとIOC(国際オリンピック委員会)は期待する。
7月5日、都内で結団式が行われる。