日本サッカー協会影山・新技術委員長のもと対面で初の委員会「(パリ五輪は)最強で行きたいがこちらの思い通りには行かない部分もある」OA含めて招集の難しさを口に
13日=文京区 日本サッカー協会技術委員会が行われ、反町・前技術委員長から新たに就任した影山雅永技術委員長のもと、初めて対面で約3時間の長丁場となった。影山委員長によれば、5部会を置く各委員会のメンバーの承認、タレント発掘のためにビッグデータを活用し、これまで「テクニカル」と総称してきた試合分析やスカウティングを、「ハイパフォーマンス部門(仮称)」としてより細かなデータを活かしてより高いパフォーマンスを引き出せる仕組み作りなどを議論したという。影山委員長は「すでにアジアでもいくつか進んでるところがあって、ここに乗り遅れちゃいけないなっていう焦りもある」と、大きな枠組みで強化を捉える意向を示した。
またU-23アジア杯で優勝し、8大会連続の五輪(パリ)出場を決めた大岩剛監督、若い代表について高く評価。一方で、国際Aマッチデー以外の扱いとなる五輪には、各クラブの協力が100%確約されないため特に海外のクラブの選手招集は非常に難しくなる。「(パリ五輪にも)最強で行きたいがこちらの思い通りに行かない部分がある」と、オーバーエージを含めて今後の招集の難しさを口にした。
現時点では、五輪の結果に決勝進出などの「ノルマ」は設定していないが今後議論するとした。