スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年4月24日 (水)

マリノス初のACL決勝進出 「選手に感謝の気持ちで一杯、誇りに思う」キューウェル監督「選手はギブアップしなかった」現代・洪監督

キューウェル監督 (ハ~っと大きなため息をついてから)どこからお話しましょうか・・・この大会のはじめ、私は決勝Tからと入ったが、自分たちのサッカーにアジャストして戦った。きょうまでの試合でひとつも楽なものがなかったが全てを出し切ってくれた。
前半35分間、非常にいい展開で蔚山にも特に攻撃をさせなかった。しかしその後、90分以上戦って、信じられないような素晴らしい試合をした。この試合にかける思いがあって、選手に感謝の気持ちで一杯だ。選手を誇りに思う。
(守りのシステムをどうプランして乗り切ったか)試合前には色々考えるが、まさか退場するとは思わなかった。試合が始まる前は試合を支配しようと思ったがこういうなかで一番大事なのは柔軟性だ。10人で戦うのが長かったが守備は重要な要素になる。ロペスを前に残して、もしかしたらチャンスが来るかと思っていた。あまり複雑なことを言うと選手が混乱してしまうし、私たちには運があったと思う。(決勝は)とにかく楽しむことです。人生の中で決勝に進める人など決して多くないですから。だからとにかく心から、決勝の舞台を楽しんで欲しい。

現代・洪明甫監督(平塚、柏で活躍) とても残念です。しかしマリノスに勝利をおめでとうと言いたい。(この試合で前半)3点取られても選手はギブアップしなかった。(2試合合計で追い付いたが)多くのチャンスを得ていながら結局ゴールには結びつかなかったのが全てだ。(前半途中の交代は)ボヤニッチ(8番)は後半で投入する予定で、特に中盤での動きを(変えようと)考えた交代ではなかったが予定よりも早く交代した。彼は途中交代した後、とてもよいプレーをしてくれた。(PK戦の準備は?)もちろん昨日もしっかりと準備していた。

 

 

 

 

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

カテゴリー

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」