パリ五輪選考会を兼ねた体操の全日本個人総合選手権(第1日)女子予選は宮田笙子が首位 昨年現役復帰の杉原愛子3位で決勝へ
11日=高崎アリーナ パリ五輪代表選考会(2次予選)を兼ねた全日本個人総合選手権第1日は女子の予選が3班に分かれて行われ、3班で出場した宮田笙子(19=順大)が得意の跳馬と床運動でトップとなる高得点をマークし、4種目合計54・966点で、首位に立って初優勝に向けて好発進した。
15歳の中村遥香(なんばク)が53・966点で2位に付け、昨年現役復帰し3大会連続五輪を狙う杉原愛子(24=TRyAS)も53・432点で3位とした。昨年優勝した渡部葉月(19=筑波大)は、左膝負傷の影響から力を出し切れず47位で予選敗退しパリ五輪への出場は果たせなかった。午前中行われた1班で1位の山田千遥は3班終了で6位、同じく1班で演技した相馬生は7位で決勝へ進出。女子の五輪代表は5人。全日本の得点を持ち越し、5月のNHK杯で上位4人とチームへの貢献度で1人が決定する。男子予選は12日に行なわれる。