女子バスケットボ―ルWリーグプレーオフ 富士通がデンソーを89-79で下し16季ぶり2度目の優勝 18得点の宮沢夕貴主将がMVPに
15日=東京・武蔵野の森スポーツプラザ) バスケットボールWリーグプレーオフは1勝1敗で最終の第3戦での決着となった(2戦先勝方式)。レギュラーシーズン1位の富士通レッドウェーブが、初優勝を目指したデンソー(レギュラーシーズン2位)に89―79で勝利し、07~08年シーズン以来16季ぶり2度目の優勝を果たした。
前日の敗戦から最後の一戦で再び流れを引き寄せたのは、粘り強いリバウンド。45-36で終えた前半からオフェンス、ディフェンス両リバウンド合計20本(デンソー12本)と得点差とともに試合の主導権を握り、試合終了時点では33本と21本と攻守で飛び続けて拾った結果。主将の宮沢夕貴(30)が18得点と大健闘しMVPを獲得。
昨年12月、初めて全日本選手権を獲得、リーグの初Vと合わせ2冠を狙ったデンソーは、初戦を落としながら2戦目(4月14日、73対62)に勝って最終戦に持ち込み、初優勝への執念を見せた。日本代表の馬瓜エブリン(28)は最終戦も両チーム最多の23点をあげた。