スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年4月15日 (月)

女子バスケットボ―ルWリーグプレーオフ 富士通がデンソーを89-79で下し16季ぶり2度目の優勝 18得点の宮沢夕貴主将がMVPに

15日=東京・武蔵野の森スポーツプラザ) バスケットボールWリーグプレーオフは1勝1敗で最終の第3戦での決着となった(2戦先勝方式)。レギュラーシーズン1位の富士通レッドウェーブが、初優勝を目指したデンソー(レギュラーシーズン2位)に89―79で勝利し、07~08年シーズン以来16季ぶり2度目の優勝を果たした。
 前日の敗戦から最後の一戦で再び流れを引き寄せたのは、粘り強いリバウンド。45-36で終えた前半からオフェンス、ディフェンス両リバウンド合計20本(デンソー12本)と得点差とともに試合の主導権を握り、試合終了時点では33本と21本と攻守で飛び続けて拾った結果。主将の宮沢夕貴(30)が18得点と大健闘しMVPを獲得。
 昨年12月、初めて全日本選手権を獲得、リーグの初Vと合わせ2冠を狙ったデンソーは、初戦を落としながら2戦目(4月14日、73対62)に勝って最終戦に持ち込み、初優勝への執念を見せた。日本代表の馬瓜エブリン(28)は最終戦も両チーム最多の23点をあげた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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