スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年2月 2日 (金)

サッカー日本代表アジア杯 伊東純也はチームを離脱すると日本サッカー協会・田嶋会長が発表 処遇を巡って二転三転

2日=日本サッカー協会 同会長の田嶋幸三会長が午後4時過ぎに会見を行い、週刊誌で報道された伊東純也の処遇について 現地の森保一監督、東京の法律、マーケティング、代表チームの主務とそれぞれの専門的な立場の意見を聞いた結果、離脱することになったと発表した。会長は「サッカーに集中することを最優先に考え、総合的に判断した結果」とした。また、日本協会のスポンサーへの配慮も念頭にあったという。すでに現地・ドーハで山本チームダイレクターが選手に伊東が離脱すると説明をしたという。協会は1日夜、一度は伊東を離脱する、と発表したが、その数時間後、今度は現地で山本ダイレクターが「選手の意見を聞き、伊東を残す方向で考えている」と再考を発表。田嶋会長はその判断も現地からの報告で事前に聞いていたとし、食い違いではないが、処遇の判断が二転三転してしまった。森保監督は「専門家の判断は尊重しなくてはならない」と、田嶋会長に2日の再考で出た結論について話したという。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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